お値段もそこそこ高いし、代用したり自分で作ったりできないかなぁ(´-ω-`)
こんにちは。
低アレルゲン&低糖質のお菓子教室トイガルテンの佐藤絵里です。
お菓子教室講師として3年半、延べ900名以上の方にレッスンさせていただきました。
今日はアーモンドパウダーについてご紹介いたします。
低アレルゲンスイーツにも低糖質スイーツにもよく使う食材なので、ぜひ目をお通しくださいね^^
※ナッツアレルギーの子のお母さんは、目次⑤の「アーモンドパウダーの代替食材」を見てみてください。
アーモンドパウダーとは?
アーモンドパウダーとは、生のアーモンドを粉末状にしたものです。
低アレルゲンや低糖質スイーツに限らずお菓子作りに欠かせない材料で、製菓材料店はもちろんスーパーの製菓材料売り場でも販売されています。
皮つきのものと皮なしのものがありますが、皮なしほうが多く売られています。
トイガルテンのレシピでは皮なしのアーモンドパウダーを使用しますが、「アーモンドの風味をもっと出したい!」という人は、皮つきのアーモンドパウダーを使いましょう。
皮なしよりも、皮つきの方が風味が豊かになり、香ばしさが感じられます。
アーモンドパウダーの原材料ですが、基本的には「アーモンド」のみです。
メーカーによってはさらさら感を出すためにコーンスターチが混ぜられているケースもあります(;^ω^)
コーンスターチが混ざったアーモンドパウダーを使用すると、レシピ通りの配合にならなくなるため、仕上がりが異なる可能性があります。
失敗を防ぐためにも、購入前に原材料を確認して、アーモンド100%のアーモンドパウダーを使いましょう。
アーモンドパウダーの役割
アーモンドパウダーを入れると、生地がしっとりしたり、サクサク感が出たり、リッチな味わいなったりします✨
一般的なお菓子でアーモンドパウダーが多用されているものといえば、フィナンシェ、クッキー、ダックワーズ、パウンドケーキ、タルトなどなど。
当店でも、ガトーショコラ、スノーボール、低糖質スイーツにアーモンドパウダーを多用しています。
味気なくなってしまいがちな卵や乳不使用のお菓子でも、リッチな風味を出してくれます✨
アーモンドパウダーはいろんな場面で大活躍!
また、メーカーによって多少の差はありますが、アーモンドパウダー100g当たり糖質10.8g✨
低糖質スイーツの材料としても優秀です^^
しかも、大豆粉やふすま粉と違い食べたときに臭みをまったく感じません。
お菓子作りの材料としてはもちろん、低アレルゲンや低糖質スイーツの材料としても大活躍のアーモンドパウダー。
使わない手はありませんね(^o^)/
アーモンドパウダーとアーモンドプードルの違いって?
ときどき、教室の生徒さまから「アーモンドパウダーとアーモンドプードルって違うんですか?」とご質問をいただくことがあります。
アーモンドパウダーとアーモンドプードルに、違いはありません。
名前が英語表記かフランス語表記かの違いなんですね~。
パウダー(Powder)は英語。
プードル(Poudre)がフランス語。
どちらも「粉」という意味。
購入される際は、名前が違っていてもご安心ください^^
アーモンドパウダーの保存方法
アーモンドパウダーですが、常温で保存するのはあまりおすすめしません。
生のアーモンドを砕いて粉状にしたものなので、砕く前のアーモンドにくらべ空気に触れる面積が大きく劣化しやすいです((+_+))
生なのでカビも生えやすいですし…。
一番ベストなのは開封後は冷蔵庫に入れて2週間以内に使いきってしまうこと!
2週間というのは私の感覚ですが、これ以上時間が経つとアーモンドの風味が ぐっと落ちてしまいます。
すぐに使用する予定があれば冷蔵庫で保存します。
しばらく使う予定がなければ冷凍庫にしまいましょう。
冷凍する場合は、できれば1回分ずつ冷凍用のフリーザーバックに入れ、なるべく空気を抜いて冷凍してください。
こうすることで冷凍やけを防ぐことができます✨
そんな人は、自家製アーモンドパウダーを作りましょう。
食塩や油など添加されていないアーモンドをフードプロセッサーで撹拌するだけで作れてしまいます。
アーモンドパウダーの代替食材
アーモンドパウダーですが、ちょっとお値段が高い上に
「スーパーだと少量しか売ってない💦」
「ナッツ類が食べられない💦」
なんてこともあると思います。
そんな方のためにアーモンドパウダーの代替食材をご紹介いたします。
※すべてがそのまま使えるわけではないため、使い勝手別に分類しています。
アーモンドパウダーの代替食材① ヘーゼルナッツ粉、カシューナッツ粉、クルミ粉
アーモンド以外のナッツを砕いて作った粉末です。
それぞれのナッツの風味がしますが、それ以外はアーモンドパウダーと大きな違いはなく、同量を置き換えて使うことができます。
なかなか店頭で売っていないため自家製アーモンドパウダーと同じように、ホールのナッツを購入してフードプロセッサーで砕いて作ったほうが手に入りやすいかもしれません。
クルミだけは、まれに苦みが強いものがあるため、砕く前に苦くないか味見されることをおすすめします。
アーモンドよりもヘーゼルナッツの味の方が好きで、いろんなレシピのアーモンドパウダーをヘーゼルナッツパウダーに置き換えて作っている人もいました^^
気分によってパウダーを変えてお菓子作りをするのも楽しそうですね✨
アーモンドパウダーの代替食材② きな粉、大豆粉
大豆の風味が独特なきな粉、大豆粉。
炒ってあるきな粉の方が香ばしさがあります。
こちらもアーモンドパウダーと同量を置き換えてみましょう。
ただし、水分をよく吸収するので「水分が少し足りないな」と感じたら、少し水分を足してください。
どうしても大豆の香りが強調されてしまうため、スポンジ生地よりもクッキーを作るときに代用されることをおすすめします。
和風な感じになって、日本人好みの味になりますよ^^
アーモンドパウダーの代替食材③ すりごま
大豆と並んで日本の食材を代表する「ごま」
ほどよく油分を含んでいて、香ばしい香りが特徴です。
こちらもアーモンドパウダーと同量を置き換えることが可能ですが、きな粉と同様に風味が強いため、クッキーのレシピで代替されることをおすすめします。
余談ですが、ホール状のごまよりも、すりごまの方がきちんと吸収されるそうです。
普通のごまよりもすりごまほうが、栄養吸収の観点からは利点がありそうですね^^
アーモンドパウダーの代替食材④ 片栗粉、コーンスターチ
片栗粉はジャガイモから、コーンスターチはトウモロコシから作られた粉末です。
小麦粉の代わりに使われることが多いこの2つ。
アーモンドパウダーと同量を置き換えて使用することができます。
ただ、仕上がりは少し味気なくなってしまうかもしれません。
食物アレルギーなどでナッツ類、大豆製品、ごまが食べられない場合の代替食材として使用されることをおすすめします。
以上、アーモンドパウダーの代用に使える食材をご紹介いたしました。
レシピに記載された材料はそのお菓子をベストな状態に仕上げるための食材なので、レシピ通りにお作りいただきたいのが本音です。
とはいえ、今は食物アレルギーでアーモンドが食べられない子もいますし、ご家庭によっていろんな事情があると思います。
代替食材もうまく活用して、お菓子作りをお楽しみください(^u^)
まとめ:アーモンドパウダーあれこれ
最後に、アーモンドパウダーについて要点をまとめます♪
アーモンドパウダーを上手に利用してお菓子作りを楽しんでくださいね^^