「ケーキ屋さんは、みんなが笑顔になれる空間」
「お菓子は人の笑顔を生み出せる」
大学生の私は、そんな想いを持ってケーキ屋さんでのアルバイトに夢中になっていました。
しかし、そんな自分の考えが浅はかだったと気づかされたのは大学3年生の冬。
当時の私は、ケーキ屋さんでのアルバイトが唯一の生きがいでした。
私の中でケーキ屋さんは、作り手もお客様も笑顔になれる夢の空間だったんです。
ケーキを購入する時、悲しそうにしている人って見たことありますか?
…いませんよね^^
お客様の笑顔を見ていると、作り手だって嬉しくなります。
でもある日、そんなケーキ屋さんでも笑顔になれないお客さまがいらしたんです。
卵アレルギーの子供とお母さんとの出会い
お客様「卵を使っていないケーキ、ありますか?」
私:「○○と○○(2つともゼリー)でしたらございます」
お客様「そうなんですね、それでしたら結構です。」
…とても悲しそうな顔。
私の目の前で悲しそうな顔になったのは、小さな女の子を連れたお母さんでした。
恐らく、あの女の子は卵アレルギーだったんだと思います。
「私が大好きなケーキ屋さんでも、笑顔になれない人がいるんだ…」
「私の大好きなお菓子は、人を選ぶお菓子なのかもしれない…」
私の大好きだった「お菓子」への思いが…もろくも崩れ去った瞬間でした。
ちょうど同じ頃、大学でお世話になっていた先生の愛娘「あさみちゃん」が卵アレルギーだと知りました。
あさみちゃんと一緒に食事に行くと、先生は娘が卵アレルギーだということを店員さんに伝え、卵抜きの料理を注文します。
それなのに、付け合わせのサラダに誤ってマヨネーズが載っていることもしばしばありました。
あさみちゃんは、いつもおやつにチョコレートを持っていました。
当時は、卵不使用でおいしいお菓子なんてチョコレートぐらいしかありせん。
私にとってこれらの出来事はとても衝撃的で、
何より、とても…
…悔しかったです。
「人を選ばないケーキを作りたい。」
この想いが、私がトイガルテンを設立するもとになりました。
…と、ここまではとても素敵な話ですが…
弱い私は就職活動の波に流されていきました…
いきなり迷走した私の社会人人生
実は大学を卒業後、お菓子からはほど遠い製薬会社で男性に囲まれ営業をしていました。
普通にコンビニの駐車場で昼寝してましたし…
当時の私はおっさんと変わりません。笑
この話をすると、教室の生徒さんからは
「ええええぇ!?なんで!?!?」と驚愕されます。
ひどい場合だと、
「先生に営業絶対無理そう!」なんてことも言われます(´・ω・`)
いや、でも確かに無理してましたね・・・あのころは・・・。苦笑
皆さんに突っ込まれたとおり私に製薬会社はまったく向かず、1年半であっさり退職。
「やっぱり私はお菓子でしょ!」
と、多少軌道修正して就職したのは
なんとっ!メディアにも取り上げられる有名洋菓子店!!
でも、その職場が…なんというか……
とてつもなく大変な職場だったのです…。
私は夢と現実のギャップに押しつぶされ、
「もうお菓子の業界には足を踏み入れないでおこう」
と思いながら退職してしまいました。
…で、会社員最後の転職先は人材紹介会社。
…もう突っ込まないでください。分かってます。泣
こうして大方の予想通り、私はそこも退職しました。
その後、紆余曲折あって、やっとのことでアレルギー対応お菓子の教室を立ち上げることとなったのです。
いやぁ~、
我ながら遠回りしました(・∀・)アハハ♪
自分を偽って働いた会社員時代
ご覧のように迷走続きの会社員時代を過ごしましたが、
今、私が自分らしく働けているのは、この迷走した経験があったからだと思います。
就職した3社は、職種も業種も、お付き合いするお客様もバラバラでした。
でも、どこの会社で働いても共通して、私の心は「誰か」への罪悪感で押しつぶされそうになっていました。
「私が医薬品を売ると…」
「私が上司の言うことに素直に従うと…」
「私が企業の都合に合わせて転職希望者を入社させようとすると…」
「必要以上の薬が患者さんに処方されちゃう」
「何か問題が起きるたびに特定の人が責められちゃう」
「希望と異なる企業で働くことを決めてしまう人が出ちゃう」
これが良いとか悪いとかではありませんが、私自身は申し訳ない気持ちでいっぱいになっていたんですね。きっと、私の価値観には合わない仕事を選んでいたんだと思います。
身体が警鐘を鳴らしてくれた
最初はどうしてそうなったのか分かりませんでした。
3度目の職場だった人材紹介会社に入社し、4ヶ月が経過した頃、
突然、原因不明のじんましんに悩まされました。
通院して何種類もの薬で症状を抑え込もうとしても、一向に良くなりません。
何をしても悪化するばかりで、退職せざるを得ませんでした。
罪悪感から逃げるかのように退職した後、しばらく考えました。
そうしたら、、、やっと、分かりました。
自分の心が苦しくならない働き方じゃないと、私、生きていけないわ。汗
今になって振り返ると、じんましんが出たのも
「ここはあなたには合わないよ~(;´Д`)」
って、身体が教えてくれたんだと思います。笑
今では、体調は健康すぎるほど好調で、
周りが言うには、私は以前よりとても活動的になったそうです(^^ゞ
人間、自分の軸や良心に従って思うように生きるのがいいんですね♪
お菓子を通じてたくさんの笑顔が見たい
アレルギー対応や健康志向のケーキって、年々種類は増えてきているものの、美味しいお店はなかなか見つかりません。
あったとしても、そこのお店でしか買えないとなると、普段のおやつとしては食べられませんよね。
私はレシピを考える時、ご家庭で作ることを想定して、ちょっと練習すればお菓子作り初心者でも作れるようになるレシピを提案しています。
自宅で簡単に作れて、どんな人でも食べられて、毎日食べてもいいぐらいヘルシーで安心安全。
しかも、カフェで堂々とお出しできるぐらいおいしくて見た目もかわいい…自画自賛(笑)


いつしか、アレルギーとは無縁の方からも
「美味しいし健康的だから、子供に作ってあげたい!」
「自分のカフェで出してもいいですか?」
というお声をたくさんいただくようになりました。
毎日のおやつはもちろん、お誕生日ケーキを作るのだって実は簡単^^
もちろん、ケーキ屋さんのケーキはパティシエさんが魂を込めて作っているもの。
人を感動させる見た目・美味しさには息を飲むものがあります。
でも、子供からしてみればお母さんが作ってくれたケーキが一番おいしくて、一番うれしい(^u^)
「手作りのお菓子を通じて、
1人でも多くの子供が笑顔になれるように」
そんな想いで、アレルギー対応お菓子教室「トイガルテン」のオープンを決意しました。
卵・乳製品・小麦粉を使用せず「子供も楽しめるお菓子教室」のオープンへ
様々な個性を持った子供たちが同じケーキを「美味しいね」って笑顔で食べられる。
そんな光景が当たり前にある世の中を創りたい。
そのための「トイガルテン」です。
そして、食べ物に興味を持つことは「自分の身を守る」ことにつながります。
今は、自分の好きな食べ物を自由に選択できるが当たり前の時代。
なのに、「身体を作る食べ方」に興味を持つ人はまだまだ少数。
子供のうちから、手作りのお菓子を通じて「食」にも興味を持ってほしい。
アレルギーのリスクがあるならばなおさら、自らリスク回避をするための「知恵」を身につけてほしい。
そんな想いもあって、お子さまも参加できるお菓子教室にしています。
※もちろん、大人お1人での参加も可能です。
お家で、ぜひお子さまと一緒にお菓子作りを楽しんでみてください^^

今はまだ、食物アレルギーで不自由に感じている人が多いけれど
笑顔でさらっと
「アレルギーも個性の1つ」
こんな風に言える日を必ず実現させます。
世界一おいしいアレルギー対応&低糖質のお菓子屋さんトイガルテン
トイガルテンをオープンする上で考えたことがあります。
それは
「食べる人も作る人も選ばない、おいしくてかわいいお菓子」
を軸にした教室を作ろうということです。
どのお菓子も、食物アレルギーを持つお子さんも食べられるレシピです。
お菓子を目の前にしたお子さんが思わず笑顔になってしまう、
ストーリー性のあるかわいらしいお菓子をたくさんご用意しております♪

★かわいくて自宅でも作れるおいしいお菓子を覚えたい
★子供が思わず笑顔になってしまうケーキを作りたい
★子供と一緒にお菓子作りを楽しみたい
★おいしいアレルギー対応お菓子を作りたい
★どこのケーキ屋さんでも買えない記憶に残るお菓子を作りたい
こんな想いがある方は、ぜひトイガルテンにいらしてください。
もちろん、お子さまがいない方も大歓迎です!
私も独身ですし…しばらく結婚の予定もありません。汗
私からあなたにプレゼントしたいもの。
それは「あなたと、あなたの大切な人が笑顔になれるきっかけ」です。
大人が夢中になって、遊ぶように働く。
大人が子供と一緒に、夢中になって遊び回る。
そんな私たちの姿を見せることが、次の世代につながります。
トイガルテンでお会いできる日を、心から楽しみにしております(^u^)