寝汗は潤い不足のサイン?!

さっき、寝汗がひどくて目が覚めたのですが、時計を見たら2時44分。

「あちゃー…」

これ、原因は昨日食べた激辛担々麺」だな〜。。

辛いものを食べると、汗をかくじゃないですか。

それ自体は悪いことじゃないんですけど、問題は、汗のかきすぎ。

体から水分を出しすぎちゃうと、内側がカラッカラに乾いてしまうんです。

この時期にクーラーをつけずに眠っているならともかく、笑

大人が、クーラーの効いた部屋で寝ているのに、夜中に寝汗をかいて起きてしまう。

これ、体の中の潤い不足のサインなんです。

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寝汗ってなんで出るの?

汗って、暑いときや運動したときにかくイメージがありますよね。

でも、寝ているときにかく汗は、ちょっと違います。

これは、体の中にこもった熱を冷まそうとして出る汗なんです。

本来、夜は体も脳もリラックスモードに切り替わって、体温も少しずつ下がっていきます。

でも、体の中に熱がこもっていると、それを外に逃がすために「寝汗」という形で放出することになるんですね。

じんわりかく汗は正常な反応ですが、起きてしまうほどの汗は要注意。

潤い不足になると、体は熱を逃がせなくなる

ここでポイントになるのが、「体の中の潤い=体液」が足りているかどうか。

東洋医学では、体の中には「冷やす力」「温める力」がバランスよく存在していると考えられています。

そして、夜は「冷やす力」が働いて、体を休ませる時間なんです。

でも、辛いものやお酒、ストレス、寝不足なんかで体が消耗すると、潤いが不足して「冷やす力」が働かなくなってしまう。

すると、体がオーバーヒート状態になって、夜中にたくさんの汗をかいてしまうんです。

「寝汗=疲れてるサイン」でもある

寝汗って、意外と無視されがちなんですが、体からの大事なサイン。

たとえば、

  • 夜中に何度も目が覚める
  • 起きたら首元や背中がじっとり濡れている
  • クーラーつけてるのに暑くて目が覚める

こういったことが続いているなら、それは単なる寝苦しさじゃなくて、「体のうるおいが足りていませんよ〜」というSOSかもしれません。

「寝汗」は体の乾燥注意報

寝汗は、「体の中がうるおってないよ〜」「熱がこもってるよ〜」という体の乾燥注意報。

汗をかくこと自体は悪いことじゃないけれど、必要以上にかいてしまう寝汗は、体のバランスが崩れているサインなんです。

特に夏場は、発汗・冷房・水分不足が重なって、体の中は思った以上に乾いています。

夜中に汗で起きることが増えてきたら、食事や生活をちょっと見直すタイミング。

「汗=潤いの放出」だということを、ぜひ覚えておいてくださいね。

おまけ:夜中に目が覚めるのは…。

2時44分に目が覚めて「あちゃー」と思ったのは、この時間帯が「肝」の時間帯だから。

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辛いものって、肝を傷つけるんですよ。

正常な状態であれば、2時台はぐっすり眠っている時間。

それなのに、3時前に起きるなんて、明らかに肝が傷ついたんだなって思いました。

だから時計を見た瞬間、「昨日の激辛担々麺が原因だ!」と思ったんですよね。笑

ちなみに、激辛担々麺を頼んだのは夫で、私はちょっと分けてもらっただけ。

結局、夫も4時前には起きてました。汗

身体って、おもしろい。

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