
甘味料を使用せず、驚くほどあま〜い甘酒ができました♪
材料はなんと、もち・乾燥麹・水の3つだけ。
とてもシンプルなのに、体にやさしく、心までほっと温まるご褒美ドリンクです^^
- 手足が冷える、寒がりで、冷え性
- 朝起きるのがつらい
- 食後に眠くなる、胃腸が弱い
- だるさ、倦怠感がある、疲れやすい
- 砂糖を控えたいけど、甘いものが食べたい
- にきび、吹き出物ができやすい
- 口が粘る、口臭が気になる
- お腹が張りやすい、便がねっとりしている
- 頭や体が重く、むくみやすい
- 食後に胸やけ・胃もたれしやすい
※上記の傾向がある方が飲む場合は、量を控えめにし、消化のよい時間帯(朝・昼)に摂るのがおすすめです。
レシピ
作り方も簡単。もちを水で煮溶かし、冷ましたところに麹を加え、60℃前後を保って6〜8時間発酵させるだけ。
炊飯器の保温機能やヨーグルトメーカーを使えば、誰でも失敗なく作れます。
完成したもち甘酒は、とろみのある口当たりとやさしい甘さが特徴で、まるで和風のミルクセーキのような味わいです^^
材料(6個分)
食材 | 分量 | 薬膳的な効能 | 性味 | 帰経 |
---|---|---|---|---|
乾燥麹 | 100g | 胃腸をいたわりながら、疲労回復をサポート。 体内にたまった余分な湿(むくみ・重だるさの原因)を取り除く。 | 甘/温 | 脾胃 |
水 | 100cc | 「津液(体液)」の材料としてとても重要。 餅や麹の「温・甘」の偏りを中和し、全体の調和をとる。 | 甘/平 | 腎肺 |
お餅 | 100g | 胃腸を元気にし、エネルギーを補う。 お腹を温めて、冷えによる下痢を止める。 | 甘/温 | 脾肺胃 |
水 | 150cc | ※お餅を煮溶かす時に一緒に鍋に入れます。 | 甘/平 | 腎肺 |
作り方(動画・テキスト)
鍋にお餅と、水150ccを入れて火にかけ、お餅がとろとろになるまで煮溶かす。
空になった鍋に水100ccを入れ、ゴムベラや木ベラで鍋に張り付いたお餅をはがす。
混ぜながら、お餅の温度を下げていきます。
温度を下げたお餅と、乾燥麹100gを混ぜ合わせます。
ムラなく発酵させるため、2〜3時間おきにかき混ぜてください。
5日以上冷蔵保存したい場合には、煮沸消毒した容器に入れて保存してください。
解説(動画・テキスト)
この甘酒の良さは、「自然な甘さ」と「薬膳的な効能」がどちらも高いレベルで叶うことです^^
冷え性さんの強い味方
まず注目したいのは、お餅(もち米)の力。
薬膳では、もち米は体を内側から温める「温性」の食材で、胃腸を元気にし、エネルギーを補う「補中益気(ほちゅうえっき)」の働きがあります。
寒がりで冷えやすい「陽虚(ようきょ)」タイプの方にぴったりです。

疲れやすい人にも、もうひと頑張りしたい人にも、優しく補う元気の源
お餅に加えて、発酵の力を持つ乾燥麹が加わることで、もちのデンプンが麹の酵素によってブドウ糖に分解され、とろ〜り甘く、コクのある甘酒に変身します。
砂糖を一切使っていないのに、スイーツのように甘くて、満足感はしっかり。
さらに麹には「健脾補気(けんぴ・ほき)」の作用があり、疲れやすい・やる気が出ないといった「気虚(ききょ)」タイプの方にもおすすめです。

朝食代わりに、疲れた午後のおやつに、夜のリラックスタイムに。
「甘さで癒されたい」
「冷えをなんとかしたい」
そんなとき、自然の力でやさしく整える甘酒を、ぜひお試しください^^