抹茶とあんこの和風蒸しパン【甘酒✖️米粉で、ほっこりととのう】

口に入れた瞬間、幸せな気持ちに♡
米粉と甘酒を使ったふわもちの抹茶蒸しパンには、優しい味わいのあんこがよく合います。

温性と涼性の食材をバランスよく使って、多くの体質の方にお召し上がりいただけるようなレシピにしました。

自分時間のお供にどうぞ^^

こんな人におすすめ
  • 疲れやすい、食欲が落ちやすい・だるい
  • 忙しくてイライラしがち、ほっと一息つきたい
  • むくみが気になるけど、甘いものが食べたい
  • 巡りの悪さを感じている
  • グルテンフリー生活中
こんな人は控えて
  • のぼせ、火照り気味
  • 冷えやすい・胃腸が極端に弱っている
目次

レシピ

ポイントは2つ。

  • 蒸し器に入れる時は、蒸気が上がった状態で、強火で加熱してください。
     
  • 液体類と粉類は、粉っぽさが無くなったらOK。たくさん混ぜなくても大丈夫です。

です。この2つのポイントを押さえれば、ぱくっと割れたかわいい抹茶蒸しパンができますよ^^

※蒸し器をお持ちでない場合には、水を張った鍋や深めのフライパンに割り箸を敷き、その上にお皿を敷くことでお作りいただけます。

材料(6cmココット型 4個分)

スクロールできます
材料分量薬膳的な効能性味帰経
甘酒
(ストレート)
130g脾を補い、気を養う。消化吸収を助け疲労回復にも◎温/甘辛脾胃肺
米油8g平性で胃腸に優しい。平/甘脾胃
米粉100g脾を養い、消化に優しい。平/甘脾肺胃
ベーキングパウダー4g(薬膳的な効能は特にないが、生地を膨らませる役割)
抹茶パウダー6g体内の余分な熱を冷まし、体内の毒素を排出する。涼/苦甘心肝肺脾
甜菜糖15g血糖値の上昇が比較的穏やかで、リラックスを助ける。平/甘肺脾胃腎肝
自然塩ひとつまみ少量で、気を引き締めてバランスをとる。味を調える。寒/鹹胃腎大小腸
あんこ60g体の熱を冷まし、気血を補う。平/甘

濃縮タイプの場合は、水で濃度を調整ください(私は 自家製甘酒:水=2:1 ぐらいの割合で薄めてます)

抹茶濃いめなので、お子さまが召し上がる場合には4gぐらいがおすすめです。

甘さ控えめにしているので、お好みで20gまで増量いただけます。

使用されている甘味料によって効能が左右されます。

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作り方

準備

  • 蒸し器あるいは鍋をコンロにセットしておく
     
  • 米粉とベーキングパウダーを合わせて振るっておく
    (振るうことを推奨しますが、そのまま液体類と合わせてもOK)
     
  • あんこは15gずつ軽く丸めて分けておく
STEP
米油と抹茶を混ぜる。

ボウルに米油と抹茶を入れ、ホイッパーで混ぜて抹茶を溶かしてください。

STEP
塩と甜菜糖、甘酒を数回に分けて混ぜる。

抹茶が溶けたら塩と甜菜糖を加え、少量の甘酒を入れて混ぜます。
甘酒は3回に分けて加え、混ぜます。

STEP
米粉とベーキングパウダーを加えて混ぜる。

2に米粉とベーキングパウダーを加え、粉っぽさがなくなるまでホイッパーでしっかり混ぜてください。

  • この作業が終わったあたりで蒸し器に火をかけます。
STEP
生地とあんこを型に流し入れる

3の半量→あんこ→残りの3の順で、型に流し入れましょう。

STEP
強火で10分ほど蒸す

蒸気が上がった状態の蒸し器に入れて10分ほど蒸します。
竹串を刺して、生地がベタついてこなければ完成!

  • 蒸し器がない場合は、湯煎をした鍋やフライパンに割り箸とお皿を敷き、その上に載せて蒸すことができます。

解説

湿度が原因で体調不良?

海に囲まれた日本は、通年を通して湿度が高めで、体内に「余分な水分」を溜めこみやすい気候です。

中医学では、巡りを滞らせたり、重だるさを引き起こしたりする状態を「湿邪(しつじゃ)」と呼ぶほど、湿気は私たちの身体に悪影響を及ぼします。

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巡りを助ける抹茶蒸しパン

この抹茶蒸しパンは、体内に溜まった湿気や毒素を追い出してて、ふんわり美味しく作りました。

甘味料には甜菜糖と甘酒(脾を補い、気を養う)を、湿が溜まりにくい米粉をベースに、体から湿を追い出す抹茶、小豆を使っています。

調理の方法もポイント。

蒸すことで抹茶の清熱解毒作用を引き出し、ふんわり胃腸に優しいスイーツに仕上がります。

食材別の詳細ページ

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