周りに合わせる自分との決別!資格職や待遇をあきらめて手に入れた生き方

えり

あきらめて人生が好転した経験をインタビューしています。

「あきらめるってどういうこと?」と思われたかたは、こちらのページをお読みください。

女性向けファイナンシャルアドバイザーの、古村優里(こむら ゆり)さんにお話を伺いました。

実は古村さん、6年前に初めてお会いした時には薬剤師をされていました。それがここ数年で、ファイナンシャルアドバイザーとして独立。

「お金でお金を増やして利息で生活できる」基盤を作り、自由に仕事をにしたり好きな時に旅行したりと、自由なライフスタイルを確立されています。

海外にて。視察を兼ねての旅行
古村さんのFaceookより

現在の生活を手に入れようとお金の勉強をしていく過程で、「自分のように時間とお金に豊かになる人を増やしたい」という思いを抱き始めたそう。
相手の気持ちに寄り添った丁寧なコンサルティングで、特に女性のお客さまからの定評が高いです。

古村さんはなぜ、薬剤師から転身して今のお仕事を始めたのでしょうか?
そして独立するためになにをあきらめてきたのでしょうか?

「やりがいを感じる仕事で独立したいと考えている」
「もっと自由な働き方がしたい」
「会社のルールに疑問を抱く自分を責めてしまう」

そんな考えをお持ちの方は、ぜひ読み進めてみてください。

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ファイナンシャルアドバイザー 古村優里プロフィール

Yuri Komura

ファイナンシャルアドバイザー 古村優里

北海道生まれ。
大学卒業後は薬剤師として病院や調剤薬局に勤務。
従来の医療に疑問を感じ、上京して予防医療に着目した事業を展開する。

どんな働き方をしていてもファイナンスの知識は必要だと感じ、ファイナンシャルアドバイザーとして独立。

「稼ぐ力がないからこそ仕組みに任せる」「お金で幸せは買えないけど、お金で守れる幸せはある」をモットーに、資産形成を最適化・最大化するための支出の見直し〜資産形成・運用・保全までトータルでコンサルティングを行う。

投資先へは自ら視察に行き、お客様が安心してお任せできる資産形成の情報提供に努めている。

実体験をベースにした丁寧かつ具体的なサポートが定評で、特に女性のお客さまが多い。

周りの目を気にすることをあきらめた

佐藤 お時間ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします!
優里さんって、ご自身の中で「あきらめた」と感じた経験ってあるんですかー?

古村 親の目や周囲の目を気にして「優等生でいなきゃ」っていう考えと、あとは「せっかく努力したのにもったいない」っていう考えを断ち切ったのは大きかったな。

大学を卒業してからは薬剤師として就職したんだけど、やりたかったわけじゃなくて、お金のために選んだ仕事だったんだよね。

国家資格だし。お給料もらえるならお休みの日に、好きなことすればいいかなと思って。
だから仕事に執着したことってなかったし、せっかく取った資格だから薬剤師として働かなきゃダメって思ってたんだけど…。
「仕事がないのに帰っちゃダメ」とか「仕事中やることがないのに帰っちゃダメ」とか、そういうのは意味が分かんなくて…。

あとは、ミスなく仕事をするとか人の分とか仕事するとか、できないことはないけどやってもお給料変わらないじゃないって思ってたかな。
有休も、制度があるのに取れない雰囲気があったり…。

みんなはそこに疑問を持っていないし、持っていたとしてもなにも言わない。

だから、そこに疑問を持つ自分は「会社に雇われるのは向いてないのかなー」とか「社会不適合者なのかなー」って、結構悩んだかな。

薬剤師として働くことをあきらめた

古村 みんなはなにも思わず働いているのに、疑問を持ってしまう自分はまだまだ大人になれないのかなって思ってたかな…。

佐藤 あー…。「大人になれないのかな」っていうの。
私も一時期めっちゃ悩みました。「考え方が甘いのかな」とか…。

古村 そうそう!大人なんだからそれぐらい受け入れて当然なのに、「どうして自分はそれができないんだろう」とかね…。
ちょうど、30歳手前だったかも。
30にもなるのに、まだ大人になれないのかなって。なんで許容できないんだろうとか…。

あとは、「仕事は仕事として割り切ってプライベートは楽しめば良いのに」とか。
自分の中では悩んだ時があるかな〜。今でもあるけど、30歳手前ぐらいが一番悩んでた。

薬剤師も親に学費を出してもらって資格を取っているから、最初はキャリアチェンジすることにも悩んだかな。
だけど一度きりの人生だし、好きなことをして生きたいじゃない。
だから、薬剤師として働き続けることもあきらめたよね。

あとは安易な考えだよね。
独立したらそういうのから解放されるのかなって。

佐藤 優里さんって冷静に自分自身や周りを見て、的確な判断をされる人というイメージがあるので、「自分は社会不適合者かも」って悩まれたというのが意外でした。。

古村 その場で正解だって思われる発言は分かるのよ。
だからそれを言うけど、自分が本当に思ってるかどうかは別だって。

セミナーでお話される古村さん(古村さんのFaceookより)

あきらめまくった末に見えてきた想い

古村 会社員がしんどくて、「転職したらいいかなー」とか「資格とったらいいかなー」とか、あと「結婚して玉の輿に乗ったらいいかなー」とか…。
思いつく手段を全部やったけどうまくいかなくって、「自分で独立して稼げばいいのか」って思ったよね。

でも、会社員だったら出勤すればお金がもらえるけど、独立って実力がないといけないから。
自分の実力のなさに「どうしようかな」って思って…。

そしたら「お金でお金を作れる」っていうのを知って、「お給料さえもらえれば、仕事じゃなくてもお金でお金が増えて利息で生活できればそれで好きなことやればいいじゃん」って思って。

最初はお客さんとしてお金を増やしてもらって、今度は自分がやり方を教えてもらって知識を増やして、今の仕事を始めるようになったかな。

あとは、自分が価値がないって思った仕事はできないって、薬剤師時代に分かったかな。
その仕事に価値がないって思えば稼げたとしてもできなくて…。
そう考えると、今の仕事は価値があるって思ってるからやってるんだと思う。

お金を作ることを教えてあげれば、別に仕事をやめても構わないし、人生の選択肢が増えると思うんだよね。お金で買える幸せはないけど、お金で守れる幸せはあると思うから。

佐藤 ちょっと疑問に思ったのですが、薬剤師さんってしゃべる機会はそんなに多くないですよね。
処方箋を見て適切な言葉を患者さんに使うことはあると思いますが、自分からなにか提案してっていうのはないと思うんです。

今のお仕事って、結構しゃべること多いと思うのですが、しゃべるスキルはどこで磨いたんですか?

古村 いろんな人と相当会ってきたからかなー。
手当たり次第いろんな人としゃべってた時期があったから、やっぱりその経験が生きてるんだと思う。

あとは金融の勉強をしたのも大きかったかも!
自分がお金を入れているものは直接見に行くとか。

佐藤 現地まで!
アドバイザーさんご自身が現場まで確かめに行っているなんて、お客さまも安心してお任せできそうです!

現地での視察の様子(古村さんのFaceookより)

「稼ごう!」と頑張ることをあきらめた

古村 あと、いろいろやってみて、私はがむしゃらに頑張ることができないなって思った。
「これで成功したい!」ってやってる人たちの馬力はやっぱりすごいと思う。

「自分がそこまでできないなー」って思って、「頑張れない自分が駄目なのかな」とか「Web習ったらいいのかなあ」とかいろんなことをやったけど、そればっかぐるぐる考えて自己嫌悪に陥って…を繰り返す時期があって…。

そんなことがあって、「稼ごう!」と頑張ることをあきらめたよね。

佐藤 優里さんも自己嫌悪になることがあるですね。
クールに見えるので、そうやってぐるぐる考えて自己嫌悪に〜、ということがあったなんて知りませんでした。

古村 なるなるなる。人間ですから。笑

佐藤 「稼ごう!」と頑張ることをあきらめて、お金でお金を作る仕組みに任せるということをされてるんですね!
「お金でお金を作る仕組みに任せる」っていう考えは、すんなり受け入れられたんですか?

古村 あー、それね。
「がんばって働くことでしかお金は得られないものだ」っていう思い込みがあったから、外したよ〜。

佐藤 その思い込み、私も持ってそうな気がしています。。

古村さんのFaceookより

学生時代の夢は「通訳」そのために実家を出て進学したけど…

佐藤 これから先の展望ってなんですかー?

古村 実はね、子供の頃、通訳になりたかったんだ。

実家が海外旅行によく行ってたから、「大人になっても海外旅行に行きたい」って思って。
それで、「通訳なら仕事しながらタダで海外旅行に行けるじゃん」って、中学生ぐらいの時だから思うんだよね。

それで、実家を出て寮のある高校に入ってたんだけど、面談で先生に「成績がちょっといいぐらいで、これから文系の女性が就職先できるところなんてそんなにないから」って。

佐藤 え?そんなこと言われるんですか!

古村 英語がペラペラで、ドイツ語も中国語もできるとかだったら、また別だけど…。
「ちょっと英語できるぐらいだったら就職ないよ」って言われて。

就職できなきゃ元も子もないから、だったら「自分で資格取って給料もらって休みを自由に取って、それで旅行に行けばいいや」って思ったんだよね。

あとは当時『医龍』とか『ナースのお仕事』とか医療系のドラマが流行ってて、それで薬剤師を目指したんだった。

「通訳になる」夢をあきらめて…

古村 今はお金でお金を増やして利息で生活するっていうことが分かったから。
そうしたら、通訳を目指すきっかけになった「旅行に自由に行ける!」って思って。

でも一人で旅行してもつまんないから、一緒に行ける人を作りたいって思うんだよね。

佐藤 私も早くそうなりたいー♪

古村 待ってるー♪
だから、今後の展望があるって言ったら、時間とお金に豊かになる人を増やしたい。

そうしたら、みんな人生楽しく過ごせるじゃない。
好きなことを仕事にしてもいいし、お金が理由で耐えなきゃならないことだってなくなると思うんだよね。

佐藤 確かにそうですね!
「お金で買える幸せはないけど、お金で守れる幸せはある」という言葉、本当にそうだなと感じました。ありがとうございました!

古村さんのFaceookより

あきらめたことで得た自由で自分らしいライフスタイル

周りの目を気にせず大多数に合わせて生きることをあきらめ、努力して資格を取った薬剤師として働くことをあきらめ、がむしゃらに稼ぐ人になることもあきらめてお金の勉強を続けた古村さん。

その過程で培った「お金でお金を増やせば利息でも生活できる」という実体験を元に、「自分のように時間とお金に豊かになる人を増やしたい」という思いでファイナンシャルアドバイザーのお仕事を始めました。

やりがいを感じる仕事を手に入れただけではなく、好きな時に旅行するなど自由で自分らしいライフスタイルを確立され、自然体でおおらかな雰囲気からか女性のお客さまに多く支持されています。

「やりがいを感じる仕事で独立したい」
「もっと自由で自分らしい生き方がしたい」
「なんのルールにも縛られない、自立した女性になりたい」

そんな風にお考えの方は、古村さんのような生き方ができるのかもしれません。

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