こんばんは。
低アレルゲン&低糖質のお菓子教室トイガルテンの佐藤絵里です。
今日はタイトルにある通り、私に考え抜くことの大切さを教えてくれた人についてお話します。
先に誰なのか言ってしまうと、大学時代の恩師です。
大学に行く価値を知りたい人、文学部に行きたいけど就職のことを考えて他の学部にしようか迷っている人におすすめの記事です。
バリバリのキャリアウーマン?のような恩師の話
恩師は私の人生に大きく影響を与えた人ベスト3に入ります。
なんせ私がアレルギー対応お菓子教室を始めたのはこの先生のおかげでもあるからです!

恩師は女性で、お子さんが1人います。
それなのに学会やらなんやらで、日本全国から海外までいろいろ飛び回っておられます。
東大・東大大学院を卒業後、とある研究分野の第一人者としてひっぱりだこ。
華奢で小さな体格なのにいつも大きなカバンを持ち、せかせかと歩かれていて、常になにか考え事をされていて…
先生が考え事している時に近くに飲み物を置いておくと考え事に夢中な先生は、2回に1回ぐらいの確率でこぼしてしまうんです(笑)
先生のそばにマグカップがあると、あわてて私か友人がこぼさないよう遠ざけるそれが日常風景でした。
経歴だけ見るとキャリアウーマンで、バリバリの仕事も子育てもされているのですが、、
大学教授ってこんな人が多いのかな、、一般企業にはいない感じの人でした(笑)
私はそんな先生の元で卒業論文を書きました。
卒論に対して先生にアドバイスを求めるとよくこんなこと言われました。
先生「先生が答えを教えるべきじゃない!あなたが自分の頭で考えたものを書かなきゃ意味がないのよ!!」
私「…(“゚д゚)ポカーン」
なかなか望むアドバイスが貰えません。笑
当時は、「大学教授って変わった人が多いんだな…」ぐらいにしか思っていませんでした。
独立して教わったことの価値に気づく
でも、今では先生に言われたことが何となくわかるようになりました。
私が仕事にしているアレルギー対応お菓子の開発は、レシピも味も食感も自分で正解を見つけ出さなければなりません。
場合によっては自分で正解を『作る』必要もあります。
私の仕事は誰も正解を教えてはくれないんです。
先生はよく「先生はあなたたちになにを教えたらいいのかしら…」とつぶやいていました。
ゼミを通じて生徒たちにどんな力をつけさせるか考えておられたのだと思います。
…当時は「変わった先生だな…」としか思っていませんでしたが。笑
今の私がいるのはその時、先生が苦悩しながら関わり続けてくれた結果です。
先生に出会わなければ、私は自分でトイガルテンを作ろうとは思わなかったかもしれない。
いや、思ったとしても…
行動には決して移さなかったでしょう。
人生って何があるか、どんな言葉がどんなキッカケになるのかわからないですね^^
不思議なご縁に感謝しております。
8年ぶりにゼミに参加してみたら…
昨年、母校である埼玉大学に行ってきました。
母校というよりも、大学時代の恩師に会うことが目的だったのですが…。
集合場所に大学を指定され、恩師とランチをした後なぜか学生さんの卒論指導に同席させていただく流れに✨
卒業してからもう8年たちますが、恩師の学生さんへの基本姿勢は8年前と変わらず。
「あなたはどう考えているの?」
といった感じで、学生さん個人がどう考えているのかをしつこいぐらいに突っ込んで聞いています。
本を開けば著名人の意見は山ほどありますが、大切なのは『(論文を書く)本人がどう考えているか?』
自分の人生や事業の正解は自分が握っています。
コンサルタントや先生からはアドバイスはいただけますが、最終的に決めるのは自分です。
私自身、今に至るまでいろいろいろいろありましたが(笑)
学生時代に受けた恩師の指導は現在に活かされているなあと感じます。
事業をする上でも、自分自身の人生を手に入れる上でも、「自分はどうありたいか?」はめちゃ大事だなと、最近やっと気がつきました。
きっと、大学時代に先生に関わっていただいていなかったら、気が付くのはもっと遅かったかもしれません。
まとめ:自分の頭で考え抜くことはとっても大事
とりとめない文章になりましたが、トイガルテンを立ち上げるきっかけになった恩師の話でした★
生きているといろんな情報に触れる機会があると思います。
常に「自分だったらどうするか?」と、自分事に置き換えて考える癖をつけられることをお勧めします✨