次回の対面レッスン@池袋は10月2日(日)

カロリー0・糖質0の甘味料 ラカントs について

低糖質のショートケーキ

こんばんは。
低アレルゲン&低糖質のお菓子教室トイガルテンの佐藤絵里です。

 

このショートケーキ、8等分すると1カットあたり糖質が2g以下

「おじいちゃんが糖尿病で甘いものを控えているので…」というご相談を受けてお作りした低糖質ショートケーキです^^

 

低糖質スイーツを作るにあたり一番問題になるのは、なんといっても甘味料。

今日は、私が主に使用しているカロリー0・糖質0の天然由来の甘味料ラカントsのご紹介をいたします。

 

目次

ラカントsとは?

羅漢果

羅漢果

 

ラカントsとは、消毒液やヤシの実石鹸で有名なサラヤ株式会社から販売されている、カロリー0・糖質0の天然由来の甘味料です。

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原材料は「羅漢果(ラカンカ)」という、中国の一部の地域で栽培されている果物。

以前は中国でもごく一部の地域でしか流通しておらず、羅漢果を国外に持ち出すこと自体が禁止されていたそうです。

 

羅漢果は中国では漢方薬として用いられていたそうで、そのまま食べるととっても苦いそうです💦

そのため、サラヤ社独自の技術で羅漢果の甘味成分だけを抽出し、天然由来のエリスリトールという甘味料と配合して砂糖と同等の甘さに仕上げています。

カロリー0の自然派甘味料『ラカン...

 

「ラカントsは羅漢果だけで作られていないの?」

と思われる方もいるかもしれませんが、羅漢果の甘み成分は砂糖の300~400倍!

 

甘さを砂糖と同様にするために、天然由来のカロリー0甘味料であるエリスリトールと配合する必要があるんですね(*‘ω‘ *)

 

今でこそ、羅漢果由来のカロリー0・糖質0の甘味料はいくつか出回るようになりましたが、少し前まで天然由来のものはラカントsしかありませんでした。

今も、スーパーやドラッグストアなど、店頭で購入できるものはサラヤ社のラカントsぐらいなのではないでしょうか。

 

ちなみに、低糖スイーツを作っているパティシエの鎧塚俊彦さんもラカントsを使用しています^^

 

エリスリトールとは?

ラカントs顆粒に配合されている「エリスリトール」について少しご説明いたします。

エリスリトールですが、果物やきのこ、味噌や醤油などの発酵食品などに含まれている天然の糖アルコールという糖質の一種です。

 

商用として大量生産する場合は、トウモロコシなどを発酵させて作られます。

甘さは砂糖の60~70%ほどで、すっと消えてしまうような甘さが特徴です。

 

エリスリトールですが、ラカントsのみならず様々なカロリー0甘味料と配合されています。

ほとんどのカロリー0甘味料は、その成分の大半はエリスリトールで作られています。

エリスリトール以外の成分の違いによって、商品名も違ってくるんですね(=゚ω゚)ノ

 

ラカントsに関しても、砂糖と同等の甘さを出すためにエリスリトールの配合が多く設計されています。

 

このエリスリトールですが、エリスリトールのみで甘味料として商品化されているんです✨

カロリー0甘味料で天然由来のものが少ない中、ラカントsに次いで手に入りやすい商品だと言っても過言ではありません。

 

砂糖より甘みが劣るので、気持ち多めに量を調整しながら使う必要があります。

 

 

砂糖よりも溶けにくく、ガトーショコラやベイクドチーズケーキといったどっしりしたお菓子に使うと「シャリシャリ」とした食感になりがちです。

これはエリスリトールが溶け切っていないか、再結晶化しているがためだと思われるのですが、、、

正直、食感はあまり良くはありません(*_*;

シャリシャリ感を出さない具体的な方法が見つかったら、ホームページ記事にしますね<m(__)m>

 

ラカントsの使い方

ラカントsとその使い方について、動画でご説明しています。

 

顆粒の色はやや茶色みがかっています。

黒砂糖に近いコクのある味ですが、口に入れるとすっと消えるような甘さです。

 

ラカントsは顆粒と液状とあり、作るお菓子によって使い分けることをおススメしています。

それというのも、ラカントs顆粒はちょっと溶けづらいうえに、一度溶けても再度結晶化しやすいためです。

 

ラカントs顆粒をケーキに使用すると、スポンジ生地ではあまり感じませんが、エリスリトール同様どっしりしたケーキの場合は「シャリシャリ感」を覚えることがあります。

 

ラカントsですが、顆粒以外に液状のものもあります。

液状だと当然のことながら液体ですから、仕上がりがシャリシャリすることもなければ、溶けにくさを感じることもありません。

ゼリーやムースなど、液体をささっと混ぜてつくるようなお菓子の場合は液状がおすすめ✨

 

焼き菓子やケーキに関しても、どっしりしたタイプのものは顆粒と液状を半々ぐらいで使用するとシャリシャリ感が緩和されます。

 

顆粒タイプの溶けにくさやシャリシャリ感に関しては液状タイプで解決します✨

お値段的には、顆粒タイプのほうが安めなんですけどね(;´∀`)

 

とはいえ、ラカントsシリーズは液体も顆粒も普通のお砂糖と同じように使えるよう商品開発されているので、低糖質スイーツを作られている方はぜひお試してください。

後味がすっきりしているので、お料理にも最適です✨

 

 

まとめ:大切なのは状況に応じた使い分け

以上、ラカントsについてまとめます。

 

ラカントsの成分は羅漢果抽出物とエリスリトール。

顆粒と液状タイプがあり、顆粒は溶けづらさが難点だけどそのまま砂糖と置き換えられます(*’ω’*)

後味がすっきりとした甘さなのでお料理にも◎

 

 

私の個人的な見解をお伝えすると、糖質制限中やご病気で糖質を控えざる得ない方でなければ、ラカントsじゃなくてもいいのかな~と思います。

ラカントsを紹介しておいて難ですが(‘Д’)

 

メープルシロップとか、ココナッツシュガーとか、、、

糖質やカロリー0でなくとも、栄養素豊富でおいしい甘味料がたくさんありますし^^

 

 

いろんな甘味料を試してお好みのものを見つけてみてください♪

では、今日はここまで。

 

トイガルテン講師

低アレルゲン&低糖質のお菓子教室トイガルテンを4年間 運営した後、取材ライターに転身。
アレルギー対応スイーツコンテスト実行委員長 兼 取材ライター。
幼少期からスイーツが大好きで、これまで食べてきたケーキは3000個以上。

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